♪♥ この教材は,高校数学の基本問題のうち,確率,センター試験問題(2000年~2008年)のバックアップファイルです. ♫♣ 元の教材が機器や通信トラブルで読めないときに,こちらを使ってください.なお,学習の記録は付いていません.
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• 確率の基本 • 確率の加法定理 • 確率の乗法定理 • 独立な試行の確率,反復試行の確率 • 条件付き確率 • 期待値 • 反復試行の確率(入試問題) • 確率の計算(入試問題) • 条件付き確率(入試問題) • ベイズの定理 • 確率,センター試験問題(2000-2008) = 確率,センター試験問題(2000年~2008年) =
※以下の問題において,空欄は半角数字(1バイト文字の数字)で埋めてください.全角アラビア数字(2バイト文字のアラビア数字)で埋めても照合できる場合もありますが,2桁以上の数字を全角半角混合で記入すると必ず×になります.
2000年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
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(1)
初めの分かれ道で北に進めばよいから,その確率は = (2) それぞれの分かれ道で次のように進めばよい。 (東)→(南)→(自動的に東)→(南)→(自動的に東) その確率は ××= (3) AまたはDに到達することの余事象と考える。 その確率は 1 - (+)= (4) 確率分布表は次のようになる。(なお,B,Cは分けてもよいが,賞金が等しいので分けなくてもよい。)
賞金の期待値は E=200· +1800· +900· =600(円) |
2001年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
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(・・・センター試験問題の中でもやさしい方・・・)
(1) 試行が1回で終わるのは1回目に赤玉が出るときでその確率は = 試行が2回で終わるのは(青玉または黄玉)→(赤玉)の順に出るときでその確率は ×=
確率分布表は右のようになり,期待値は E=100· +200· +300· =175(円) (3) 青玉がちょうど2回取り出されるのは (青玉)→(青玉)→(赤玉または黄玉)のとき 確率は ××= (黄玉)→(青玉)→(青玉)のとき 確率は ××= (青玉)→(黄玉)→(青玉)のとき 確率は ××= よって ++= (4) 黄玉が1回も取り出されないのは (赤玉)のとき 確率は (青玉)→(赤玉)のとき 確率は ×= (青玉)→(青玉)→(青玉または赤玉)のとき 確率は ××= よって ++= 余事象の確率は |
2002年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
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(1)
Aから1枚,Bから2枚取り出す場合の総数は N=6C1·7C2=126 通り Aから0,Bから0,0と取り出す場合数は n=1C1·4C2=6 通り 確率は = (×= としてもよい。) (2) 数の積が4となるのは 1 | 2 , 2 となる場合 2C1·2C2=2 通り 2 | 1 , 2 となる場合 3C1·1C1·2C1=6 通り n=2+6=8 通り。確率は = (×+× としてもよい。) (3) 数の積が0とならないのは 5C1·3C2=15 通り。 確率は = 積が0となるのは,その余事象を考えて (4) 数の積が0,4となる場合は上の通り。数の積は,この他2,8となる場合がある。(1にはならない) 積が2となるのは 1 | 1 , 2 となる場合で確率は ·= 積が8となるのは 2 | 2 , 2 となる場合で確率は ·=
E=0· +2· +4· +8· = |
2003年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
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(1)
一直線上に並ぶ点はないから相異なる頂点3個を選べば必ず三角形ができる.三角形の総数は 8C3==56 個 三辺の長さで三角形を分類すると, △ABDなど→1 , 1 , △ABGなど→1 , , △ACFなど→ , , の 3 種類ある. (2) ある頂点が三辺の長さが 1 , 1 , の二等辺三角形の頂点となるものは各々3個ずつあり,頂点が8個あるから合計24個。確率は = 1つの頂点例えばAに対して△BDEの位置に来る正三角形が1つずつある(例えば△CHFは頂点Gの方から数える。)頂点が8個あるから合計8個。確率は = (3) 三辺の長さが 1 , , となる三角形は,例えば対角線AGを長さ の辺として使用するものが △ABG,△ADG,△AEG,△ACG,△AFG,△AHG の6通りあり,対角線は4本あるから,合計24個。確率は = 三辺の長さが 1 , 1 , の三角形の面積は 三辺の長さが 1 , , の三角形の面積は 三辺の長さが , , の三角形の面積は 次のような確率分布表になる.
期待値は E=· +· +· = |
2004年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
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公式的なものを考えるよりも,「もれなく重複なく」数え上げると考えるとわかりやすい
u=1 ⇔ a=b となるのは,右図○印のときだから,確率は = (2) u>1 ⇔ a>b となるのは,右図△印のときだから,確率は = (3) u が整数となるのは,右図□のときだから,確率は =
T の値は右表のようになり,これを集計した確率分布表は下のようになる.
期待値は E=0· +1· +2· +4· +6· = |
2005年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
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(センター試験の問題の中ではやさしい方)
y=x2− のグラフは右図のようになる. (1) x 軸との共有点の個数が0個となるのは,頂点の y 座標 − が正になるとき. a>0 だから(1)(2)では,b の値だけで考える.(N=6) b<2 → b=1 のとき.確率は x 軸との共有点の個数が1個となるのは,頂点の y 座標 − が0になるとき. b=2 のとき.確率は x 軸との共有点の個数が2個となるのは,頂点の y 座標 − が負になるとき. b>2 → 3≦b≦6 のとき.確率は
(2) 確率分布表は右のようになり,期待値は E=0·+1·+2·= (3) (3)では a , b の組で場合の数を数えるとよいので,N=6×6=36を総数とする. グラフ C と x 軸とが共有点をもつのは,2≦b≦6 のときで,かつ共有点の x 座標 x=± が整数となるのは (ア) b=2 のとき,a は任意 → 6通り (イ) b=3 のとき,a=1 → 1通り (ウ) b=4 のとき,a=2 → 1通り (エ) b=5 のとき,a=3 → 1通り (オ) b=6 のとき,x=± が整数となるのは a=1 , 4 → 2通り 計11通りだから確率は |
2006年度センター試験本試験問題[数学I・A]第4問
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(1) 3以下の目ばかりになるのは 1≦a , b , c, d≦3 のときだから 34=81 通り また,最大値が4となるのは (4以下の組)−(3以下の組)だから 44−34=256−81=175 通り (2) 《危険な落とし穴: a,b,c は, 1,2,3,4 から3個取ってくる組合わせで決まる(小さい順に a<b<c となる)が,a , b , c, d についてとは・・・??》 a,b,c は, 1,2,3,4 から3個取ってくる組合わせで決まるから,その決め方は 4C3=4 通り.そのそれぞれについて d は何でもよいから 4 通り.よって,16 通り (3) (i) d - a=0 すなわち a=b=c=d (全部同じ数)となるのは 4 通りだから,確率は =
(安全確実な上の方法で十分であるが,公式を使うのなら,1~4のうち重複を許して2つの組合わせを選ぶと 小さい順に(等しくてもよい)b≦c となるから 4H2=5C2=10 通りで計算できる.) (2)のような増加関数が組合せに対応し,今の非減少関数が重複組合せに対応する. d - a=1 および d - a=2 の確率も求めると,次の表になる.( P0 は不要) E===
(2,2,3,3),(2,3,3,3),(3,3,3,4),(3,3,4,4), (3,4,4,4) の9通り.(素直に数える方が安全確実) 「 a,d の数字の組の決め方が 3 通り,各々 b,c の決め方が 2H2=3C2=3 通り.つまり,9通り」としてもよい. d−a=2 (得点は3)となるのは,(1,1,1,3),(1,1,2,3), (1,1,3,3),(1,2,2,3),(1,2,3,3),(1,3,3,3),(2,2,2,4),(2,2,3,4), (2,2,4,4),(2,3,3,4),(2,3,4,4),(2,4,4,4) の12通り.(素直に数える方が安全確実) 「 a,d の数字の組の決め方が 2 通り,各々 b,c の決め方が 3H2=4C2=6 通り.つまり,12通り」としてもよい. |
2007年度センター試験本試験問題[数学I・A]第4問
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(1回もAで止まらない場合かちょうど1回Aで止まる場合のいずれかを求める必要があるが,その計算が大変)
(1) 各回の目の数を x , y , z とおくと,3回で1周してAに到達するのは x+y+z=6 のとき.
(別解:x+y+z=6 ,(x , y , z≧1) の解の個数を調べるとよい.x , y , z に1ずつ配っておき,x’+y’+z’=3 ,(x’ , y’ , z’≧0) の解の個数を調べると,重複組合せで求められ,3H3=5C3=10 ) 3回進めるうちに1回も点Aに止まらない場合の数を調べる。 次の表で赤で示した部分(1回目 x=6 のもの及び 2回の合計 x+y=6 , 12 のもの)以外は25通りある.
x+y=3 → z は3以外 → 5通り x+y=4 → z は2以外 → 5通り x+y=5 → z は1以外 → 5通り x+y=7 → z は5以外 → 5通り x+y=8 → z は4以外 → 5通り x+y=9 → z は3以外 → 5通り x+y=10 → z は2以外 → 5通り x+y=11 → z は1以外 → 5通り 25×5=125 通り (2) 3回ともAに止まるのは x=6 , y=6, z=6 の場合だから確率は = ちょうど2回Aに止まるのは
確率は = ちょうど1回Aに止まるのはこれらの余事象を考えて 1−(++)= (3) 期待値は E=0· +1· +2· +3· = |
2008年度センター試験本試験問題[数学I・A]第4問
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(公式的なものを考えるよりも,「もれなく重複なく」数え上げると考えるよい)
(1) AAAとなるのは,(1または2),(1または2),(1または2) のときだから,2×2×2=8 通り ABとなるのは,(5または6),(1または2),(3または4) のときだから,2×2×2=8 通り (2) 以下,書き込まれる文字A,Bの途中経過も残し,(5または6)による操作を□で表わす. 文字の列がAとなるのは,次の場合である. □□A A□A B□A AA□ AB□ 確率は ()3×5= 何も書かれていない文字の列となるのは,次の場合である. A□□ B□□ □□□ □A□ □B□ 確率は ()3×5= (3) 3文字となるのは,AまたはBが3回続くときだから 確率は ()3= 2文字となるのは,初めが□で2,3回目がAまたはBのときだから 確率は ()()2= 確率分布表は次のようになる。ただし,字数1の確率はAとなるとき×2(Bとなる確率も同じ)
期待値は E=== |
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