確率,センター試験問題(2000年~2008年)
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= 確率,センター試験問題(2000年~2008年) =

※以下の問題において,空欄は半角数字(1バイト文字の数字)で埋めてください.全角アラビア数字(2バイト文字のアラビア数字)で埋めても照合できる場合もありますが,2桁以上の数字を全角半角混合で記入すると必ず×になります.
2000年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
 東西に延びる道路が南北の道で結ばれている図のような街路がある。ある人が地点Pから東に向かって出発し,以下の約束(a)(b)に従い,この街路を進み,地点A,B,C,Dのいずれかに到達するものとする。
(a) 西から分かれ道に至ったときは,さいころを振り,3または6の目が出た場合は東に進み,他の目が出た場合は南北の道へ進むものとする。
(b) 北または南から分かれ道に至ったときには,東へ進むものとする。
(1) Aに到達する確率は
である。

(2) Dに到達する確率は
である。

(3) BまたはCに到達する確率は
である。

(4) A,B,C,Dに到達するとき,それぞれ200円,1800円,1800円,900円の賞金を受け取るものとする。このとき,受け取る賞金の期待値は 円である。
2001年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
 赤玉3個,青玉2個,黄玉1個が入っている袋から玉を1個取り出し,色を確かめてから袋に戻す。このような試行を最大で3回までくり返す。ただし,赤玉を取り出したときは以後の試行を行わない。
(1) 試行が1回または2回で終わる確率は
である。

(2) 試行が1回行われるごとに100円受け取るとする。受け取る金額の期待値は円である。
(3) 青玉がちょうど2回取り出される確率は
である。

(4) 黄玉が少なくとも1回取り出される確率は
である。

2002年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
 二つの箱A,Bがある。
Aの箱には,次のように6枚のカードが入っている。
__________0の数字が書かれたカードが1枚
__________1の数字が書かれたカードが2枚
__________2の数字が書かれたカードが3枚
Bの箱には,次のように7枚のカードが入っている。
__________0の数字が書かれたカードが4枚
__________1の数字が書かれたカードが1枚
__________2の数字が書かれたカードが2枚
Aの箱から1枚,Bの箱から2枚,あわせて3枚のカードを取り出す。

(1) 3枚のカードに書かれた数がすべて0である確率は

である。

(2) 3枚のカードに書かれた数の積が4である確率は

である。

(3) 3枚のカードに書かれた数の積が0である確率は

である。

(4) 3枚のカードに書かれた数の積の期待値は

である。

2003年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
1辺の長さが1の立方体の8個の頂点A,B,C,D,E,F.G.Hが図のような位置関係にあるとする。この8個の頂点から相異なる3個を選び,それらを頂点とする三角形をつくる.

(1) 三角形は全部で 個できる。また,互いに合同でない三角形は全部で 種類ある。
(2) △ABCと合同になる確率は
であり,

また,正三角形になる確率は
である。

(3) 三角形の面積の期待値は
++
である。

2004年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
 1つのさいころを2回続けて投げ,出た目の数を順に a, b とするとき,u= とおく。
(1) u=1 である確率は
である。

(2) u>1 である確率は
である。

(3) u が整数になる確率は
である。

(4) T を次で定義する。
u が整数になる場合 u が偶数ならば T=u
u が奇数ならば T=1
u が整数にならない場合 T=0
このとき,T の期待値は
である。

2005年度センター試験本試験問題[数学I・A]第1問[2]
 大小2つのさいころを投げ,出た目の数をそれぞれa, bとし,2次関数y=x2のグラフをCとする.
(1) グラフCx軸との共有点の個数が0個である確率(すなわちグラフCx軸とが共有点をもたない確率)は

であり,共有点の個数が1個である確率は

,共有点の個数が2個である確率は

である.
(2) グラフCx軸との共有点の個数の期待値は

(3) グラフCx軸とが共有点をもち,かつ共有点の
x座標がすべて整数となる確率は
である。

2006年度センター試験本試験問題[数学I・A]第4問
 袋A,B,C,Dがあり,それぞれに4枚のカードが入っている。各袋のカードには,1から4までの番号がつけられている。袋A,B,C,Dからカードを1枚ずつ取り出し,出た数をそれぞれa, b, c, dとする。

(1)  a, b, c, dの最大の数が3以下である場合は 通りあり,最大の数が4である場合は 通りある。
(2)  a, b, c, dについてa<b<cとなる場合は 通りある。
(3)  出た数a, b, c, dによって,次のように得点を定める。
____abcd のときは (d−a+1)
____それ以外のときは,0
(i) 得点が1点となる確率は
であり,得点が4点と

なる確率は
である。

(ii) 得点の期待値は
点である。

2007年度センター試験本試験問題[数学I・A]第4問
 1辺の長さ1の正六角形があり,その頂点の一つをAとする。一つのさいころを3回投げ,点Pを次の(a),(b),(c)にしたがって,この正六角形の辺上を反時計回りに進める。
 (a) 頂点Aから出発して,1回目に出た目の数の長さだけ点Pを進める。
 (b) 1回目で点Pがとまった位置から出発して,2回目に出た目の数の長さだけ点Pを進める。
 (c) 2回目で点Pがとまった位置から出発して,3回目に出た目の数の長さだけ点Pを進める。
(1) 3回進めたとき,点Pが正六角形の辺上を1周して,ちょうど頂点Aに到達する目の出方は 通りである。
 3回進める間に,点 P が1回も頂点 A にとまらない目の出方は 通りである。
(2) 3回進める間に,点Pが3回とも頂点Aにとまる確率

であり,ちょうど2回だけ頂点Aにとまる確率

である。

 3回進める間に,点Pがちょうど1回だけ頂点Aにとま

る確率は
である。

(3) 3回進める間に,点Pが頂点A にとまる回数

の期待値は
回である。

2008年度センター試験本試験問題[数学I・A]第4問
  さいころを3回投げ,次の規則にしたがって文字の列を作る。ただし,何も書かれていないときや文字が1つだけのときも文字の列と呼ぶことにする。

1回目は次のようにする。
  • 出た目の数が1,2のときは,文字Aを書く
  • 出た目の数が3,4のときは,文字Bを書く
  • 出た目の数が5,6のときは,何も書かない
 2回目,3回目は次のようにする.
  • 出た目の数が1,2のときは,文字の列の右側に文字Aを1つ付け加える
  • 出た目の数が3,4のときは,文字の列の右側に文字Bを1つ付け加える
  • 出た目の数が5,6のときは,いちばん右側の文字を削除する。ただし,何も書かれていないときはそのままにする
 以下の問いでは,さいころを3回投げ終わったときにできる文字の列について考える。

(1) 文字の列がAAAとなるさいころの目の出方は 通りである。
   文字の列がABとなるさいころの目の出方は 通りである。
(2) 文字の列がAとなる確率は
であり,

何も書かれていない文字の列となる確率は
である。

(3) 文字の列の字数が3となる確率は
であり,

字数が2となる確率は
である。

また,文字の列の字数の期待値は
である。

である。ただし,何も書かれていないときの字数は0とする。

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